インスタグラムの足跡機能を解明してみた!
足跡機能とは、端的に言うとアクセス履歴のことである。自分の投稿や自分のトップページに、誰が訪れたのかが分かる機能である。自分がフォローしているユーザーの投稿には当然興味はあるだろう。また、少しでも気になる人のページには、ついついアクセスしてしまう人も少なくないだろう。そんな人にとっては、インスタグラムにおけるこの機能について、少なからず気になっていた話題ではないだろうか。
アクセスを把握できるSNS!
現在のSNSにおいて、他人からのアクセスを把握できる機能が付いていると公に言われているのは、招待型のSNSであるmixiと、ビジネス時においてよく用いられるLinkedInである。この2つのSNSは、外部のアプリを使用しなくとも、“自分のページに誰がアクセスしているかを確認すること”ができる。また、Facebookにおいても、外部アプリである“My Top Fans”を使用することによって、誰からのアクセスかを確認することができるようだ。
だが実際には、Facebookにおける友達からのアクセスを確認することが可能で、友達以外からのアクセスには対応していないようで、友達以外からのアクセスには、My Top Fansでは確認できない。サービス単体で他人からのアクセスを把握することができるのは、“mixiとLinkedIn”だけのようだ。
インスタグラムでアクセスを確認できるのか?
ではインスタグラムにおいて、アクセスを確認できる機能やツールはあるのか、という点であるが、現在、アプリ単体では無いようだ。Facebookのグループ傘下であることから、Facebookと同じくサービス単体では機能を有していない。日常生活やプライベートに関する情報を発信するユーザーが多いSNSであるということが、機能を取り入れていない大きな理由の1つとして挙げられる。同様にTwitterにもこの機能は存在しないため、SNSの利用シーンの違いによるものが大きい。
確かに、これらのSNSを利用しているユーザーからすると、アクセスを解析して、ユーザー同士が把握できるという状況はあまり望ましくない。たとえフォロワー内からのアクセスだったとしても、人間関係に関わる部分であるため、何もかも開示されることは、あまり好ましくないだろう。だが、Facebookと同様に外部アプリを使用すると、いいねをしてくれるユーザーを、ランキング形式で表示するアプリがあるようである。
iTunesやGoogleplayの両方に対応している、Insta fans catcherというアプリでは、自分のページを閲覧してくれているユーザーを判断できるアプリとしてリリースされている。自分の投稿や、どれだけユーザーが共感してくれているかという、気持ちの面でもプラスに受け取ることができるサービスである。気になった方はダウンロードしてみると良いだろう。
インスタのストーリー機能!
しかし、インスタグラムはアップデートを重ね、次々に機能の追加がみられる。SNSとして進化を重ねているアプリであるが、大幅なアップデートにより、ストーリーといわれる機能が追加されていることをご存じだろうか。
ストーリー機能とは、写真や動画をスライドショーのように投稿できる形式を持ち、写真や動画を1枚1枚ストーリーに追加することによって、1度の投稿で沢山の写真をフォロワーに見てもらえるという機能である。ストーリー機能には写真を1枚ずつ投稿することで、タイムラインを汚してしまうという心配を無くし、ストレスなくタイムライン上の作品を楽しめるという事で、現在も多くのユーザーが利用している機能であるが、ストーリー機能の特性について注意しておく必要がある。
この機能には、ユーザーから閲覧されると、ストーリーを作成したユーザーに対して通知が行くという特徴をもっている。ページの上部に注目すると、投稿されたストーリーの横に、閲覧したユーザーの情報が並んで表示されていく。
また閲覧側では、ページの下部に、今見ているストーリーが何人に閲覧されたかということと、誰が閲覧したかということが、事細かに記されている。ストーリー機能には足跡機能があるということを、作る側も見る側を理解することが大切である。
まとめ
このように、通常の投稿や自分のページを、誰がアクセスしたか把握のできる機能は備わっていない。 しかし、ストーリーを作成した時は、誰が、また何人が自分の作ったストーリーを見に来てくれたのかが分かってしまう、ということを頭に入れておきたい。時にたくさんの写真を撮影し、タイムライン上に載せようとすることもあるだろう。
そんなユーザーにとってストーリー機能は非常に便利であり、使用しているユーザーも増えてきている。しかし、ユーザー名など詳細なアクセス源まで分かってしまうということを、作成する際には考えておくと良い。足跡機能にはストレスを感じるユーザーも少なからず居るだろう。SNSで楽しく遊べるよう、ストレスなく機能を使い分けることが、ユーザーに求められている。